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| 日本は安全か |
通貨の価値は、長期的にはその国の国力を反映するものです。日本とアメリカを例に取ると、数十年前は1$=360円であったのが、現在は1$=100円前後と、3倍以上の円高になっています。
これは、高度経済成長を背景に、日本の国力がアメリカの国力に比べて相対的に上昇したことが原因であると考えられます。
ですから、今後の円相場の長期的なトレンドを考えるには、今後も日本の国力が諸外国の国力と比較して相対的に高い成長を長期的に見込むことができるかがポイントになると考えます。
私は、円相場がこれまでのような上昇トレンドを長期的に継続する可能性は低いと考えています。そのように考える理由を、以下に列挙したいと思います。
1.先進国に類を見ない少子高齢化の進展
2.先進国に類を見ない巨額の財政赤字
3.将来の増税不安や、年金不安による国内消費の萎縮
もちろん、短期的には、日本の景気が回復して、日本の国力が上昇する局面は今後もたくさんあるでしょう。しかし、長期的なトレンドという観点からは、日本の国力は縮小傾向にあることは間違いないと考えています。
現在のペースで少子高齢化が進展すれば、100年後の日本の人口は6,000万人になるとも言われており、このことを考えても、日本の国力は長期的に縮小のトレンドにあると言えます。
したがって、円の価値も長期的には下落のトレンドになると考えています。「日本円一点集中買い」は、非常にリスクの高い投資スタンスであると言えます。
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