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 米国経済指標の解説


 

円の史上最高値は
 
 円の市場最高値を記録したのは、1995年4月19日のことで、東京市場で79円75銭を記録しています。

 この1ドル=79円75銭という円の市場最高値を記録した背景・経緯について紹介します。

 1989〜90年にかけて、日米金利差は以前に比べて縮小傾向にあったものの、為替はドル高/円安傾向となります。

 この背景としては、日本国内の機関投資家の外債投資規制が緩和されたこと、国内貯蓄が生保など機関投資家へ向かったこと、バブルによって含み益が拡大したことなどにより、機関投資家の対外投資が活発化したことが原因です。

 米国の経常収支赤字が縮小方向に転換したことも、ドル先高期待をうながし、株や債券、不動産など米国の資産を買う動きを後押ししたのです。

 こうした状況から、1990年4月に開かれたG7では、円安防止のための協調行動で合意しました。また、実態経済でも円高要因が台頭してきます。

 バブルが崩壊した日本は、内需が冷え込み、貿易黒字が94年まで続きます。他方、80年代後半の急激な円高による巨額の為替差損の発生、含み益の激減、ソルベンシー・マージンの導入等により、日本の機関投資家は海外投資から撤退してしまいます。

 こうしたことを背景に、巨大な経常黒字に伴う円買い需要に対して、ドル買い需要が決定的に不足したため、大幅な円高が進み、1995年4月19日、東京市場で円は史上最高値となる79円75銭を記録します。