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| 円安の要因/円キャリートレードとは |
円キャリートレードとは、低金利の円で投資資金を調達し、それを高金利の外貨に換えて高い収益が期待できるものに投資する手法のことです。
日本の低金利状態が長期間継続し、外国通貨との金利差が拡大している状況下において、円安の要因として円キャリートレードがしばしば取り上げられます。
主に海外のヘッジファンドによって行われていますが、彼らの投資対象は、株式、債券、商品、不動産など非常に多岐にわたっています。
昨今は、円キャリートレードで調達した資金の多くが商品市場へと向けられ、原油や金などの商品相場が大きく押し上げられることが多くなっています。
また、このホームページで紹介している外国為替証拠金取引も、低金利通貨である円をドールやユーロといった高金利通貨で運用して高い収益を期待する要素がありますから、円キャリートレードの一種であると言えるでしょう。
円キャリートレードが行われる条件としては、以下の3点が挙げられます。
日本の低金利状態が長期間続くという想定されること
今後も外国通貨との金利差の拡大が想定されること
将来的に為替相場が円安に振れる可能性が高いと想定されること
このような条件が整うと、低金利通貨で調達した資金を高金利通貨で運用することにより生じる金利差に加えて、円を外貨に換える時点の為替レートと、その外貨を再び円に換える時点の為替レートとの為替差益をも狙うことが可能となり、円キャリートレードに取り組む妙味が高くなるわけです。
■円キャリートレードが相場に与える影響
外国為替市場で円キャリートレードが活発化していったのは、1996年頃からです。
それより少し以前に、ドル・円相場は1995年4月19日に円の史上最高値79円75銭を記録しました。
当時、ドルは主要通貨全てに対して下げ止まらない状態となっていましたが、ルービン米財務長官(当時)が同月のG7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)でドル高政策を打ち出し、その後、G7各国が協調してドル買い介入を実施したことにより、トレンドが転換し、円安・ドル高方向に大きく振れていく展開となりました。
また、日本ではバブル崩壊後の景気低迷から低金利状態が続くとの見方が支配的となっていましたので、翌1996年以降には世界中の投資家らが円キャリートレードを活発化させました。
その結果、ドル/円は1997年に127円台まで上昇し、1998年8月には147円64銭にまで上昇しました。
そしてその間、市場には円キャリートレードによる円売り・ドル買いポジションが大量に積み上げられていくこととなりました。
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