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エンベロープとは、活用方法、利用方法、注意点

 エンベロープとは、移動平均線を一定の幅だけ上下に乖離させて描いた線のことです。

 乖離させる幅は移動平均線に対する比率あるいは値幅で行いますが、外国為替証拠金取引(FX)の取引業者が提供する為替チャートでは、「○日移動平均線に対して○%乖離させる」といった具合に、パラメーターを指定して作成することが可能です。

 エンベロープは、移動平均線に対するプラス乖離とマイナス乖離の幅を示しますので、「移動平均線の活用方法」のコーナーで解説しましたように、「価格が移動平均線から乖離しすぎると、平均に戻ろうとする圧力が高くなる」という考え方が分析の基礎となります。

 ですから、エンベロープの活用方法としては、移動平均線からの乖離率から「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」を判断するという、逆張り手法的な利用方法が中心となります。

 エンベロープの活用方法の具体例としては、過去のチャートのローソク足がギリギリで収まるようなエンベロープを、パラメーターを指定して作成します。

 そこで、上側のラインに為替レートが接近したときは反転下落の可能性が高く、下側のラインに為替レートが接近したときは反転上昇の可能性が高いことがわかりますので、これを逆張りの売買サインとするわけです。


 エンベロープ活用の注意点としては、相場に強いトレンドがあるときは、期待どおりに相場の転換が起こらないことがあるという点です。

 例えば、強い上昇トレンド相場の時はエンベロープの上側のラインにローソク足が張り付いた状態で上昇が続く、強い下降トレンド相場の時はエンベロープの下側のラインにローソク足が張り付いた状態で下落が続く、こういった場合が多いのです。

 いずれにしても、エンベロープを活用するには、過去の値動きから最適な乖離率を割り出す必要があり、「○日移動平均線に対して○%乖離させる」というように最適なパラメーターを見つける必要がありますので、いろいろ試行錯誤を繰り返してみることをおすすめします。